介護士を辞めたい人の転職サポート

介護現場の日常と転職事情

介護士を辞めたい

「地方にこもる若者」という層が、これからの介護業界の救世主となる可能性があります。しかし、いくら「彼らが地元で働きたい」という願いを持っていても、地域社会にその受け皿としての企業がなければ、生活のために別の場所へ移らざるを得ません。また、いくら地元が好きといっても、商店街には年中シャッ夕—が下りていて買物も満足にできず、娯楽もないような街では、やはり若者の定着は望めません。

広い視野で「若者の定着」を捉えると、介護業界だけではなく、その地域全体が活性化することもまた必要であるといえます。

地域の介護を担うという役割上、介護施設というのは公共性が高く、地域と密接してあるべき存在です。それはすなわち、地域に貢献できるチャンスが多い立場にあるということにほかなりません。地域にお年寄りの数が増える超高齢社会においては、介護施設地域活性化のためのプラットフォームとなり、地域を巻き込んで活動していくべきだと私は考えています。そういう意味では、ここでは介護施設をもう少し広義にとらえ、福祉施設という言葉を使ったほうが適切でしょう。このような前提があれば「介護士を辞めたい」と考える若者も減るはずです。